第38再気象予報士試験 一般問7


問7:
問題大規模な運動をする気塊においては,近似的に次の式のような絶対渦度の保存則が成り立っている。
   気塊の相対渦度 + 惑星渦度 ( コリオリパラメータ ) = 一定
地球自転の角速度をΩと表すとき,この保存則を使って,最初に北極にあって相対渦度を持たない気塊が北緯 30°まで南下したときに,その気塊が持つ相対渦度の値として最も適切なものを,下記の@?Dの中から一つ選べ。

  (1)  -Ω/2
  (2)  -Ω
  (3)  Ω
  (4)  Ω/2
  (5)  Ω/4

解説:
コリオリパラメーターが「2Ωsinφ」であることを覚えていないとどうにもならない。
これは、覚えてね。
これさえ分かれば、簡単な数学だ。
北極(北緯90度)=北緯30度 の式を解けば良いだけのことだ。
  0+2Ωsin90=x+2Ωsin30
  0+2Ω×1=x+2Ω(1/2)
  x=Ω
というわけで、正解は選択肢(3)Ωである。
  (2013/06/12)

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