第38再気象予報士試験 実技2問1
第38回再試験 気象予報士試験 実技2 問1
【解答】
茶色の文字は北上大の私的解答
青字は気象業務支援センターの解答例
問1(1)@
停滞、A
発達、B
北東、C
20、D
海上暴風、E
55、F
STS、G
弱、H
125 115、I
10、J
西、K
等温線、L
127 -127、M
強い、N
弱い
【感想など】
問1 国際式天気図読み方の基本問題だ。
まず図1の書き込みを見ながら説明しよう。
@は三角と半丸記号の前線は
「停滞」前線。
前線は問題文に書いてあるので書いてはいけない。
AはDEVELOPINGと書いてあるので、そのまま
「発達」で良い。
BのNEは
「北東」の意味。
Cは、表記通り
「20」ノット。
ノットは問題文に書いてあるので書いてはいけない。
Dの[SW]は
「海上暴風」警報の記号。
警報は問題文に書いてあるので書いてはいけない。
Eは、表記通り
「55」ノット。
Fは、台風の階級が
「STS」からダウングレードしたと書かれている。
Gは図なし。台風の階級ダウンで
「弱」くなったことは明らかだ。
続いて図2(上)を見よう。
トラフの位置は、青の二重線で、低気圧の中心は青の×印で示した。
Hは間違えてしまった。
どう間違えたかというと、基準になる東経140度線から数えていった。
「140⇒130⇒120⇒あと半分だから5度だな。で、
125度」と。
馬鹿ですねぇ。
ヾ(・・;)ォィォィ
こんな間違いは絶対してはいけません。
ヾ(`◇')ダメッ!
当然、125度から5度引いて、
「115度」が正解です。
Iは、このピンクの経度間隔を示せばよい。目測で
「10」度ほどだが、図1で低気圧の中心位置は東経124度と表記しているので、正確に計算すると9度でも良いが、問題文に「ほど」と表現されているので。10の方が好ましいと思う。
Jは、素直に
「西」でよい。
更に、図2(下)に移る。
Kは
「等温線」が集中している様子が分かる。
Lは、ピンクの枠の中の数字を読み取って書けばよい。「-127」だ。
わたしは、マイナス記号を書き落として、間違いになってしまった。
( ̄‥ ̄;) マ、マズイ・・
注意しましょうね。
M赤い線が南の風で等温線と交差している。
このような時は暖気移流が
「強い」。
N上とは逆に、青い線の北風は、等温線と平行に吹いている。
このような時は、寒気移流が
「弱い」
わたしは、あほのようなケアレスミスで、HとLを落としてしまった。
絶対にこんなミスをしてはいけないという、ダメのお手本です。
ヾ(_ _。)ハンセイ…
(2013/05/06)
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