第38再気象予報士試験 実技2問5
第38回気象予報士試験 実技2 問5
【解答】
茶色の文字は北上大の私的解答
青字は気象業務支援センターの解答例
問5(1)
問5(2)@
高気圧が内陸部に入っている
高圧部になっている
A
海側から暖気が流入したため
背の低い冷気の滞留
B
海側から流入した高気圧に押されて内陸部の冷気が南下したため。(30字)
関東地方北部の高圧部から冷たい空気が流れてきたため。(26字)
問5(3) 温暖前線の通過時間帯:
4 時〜
5 時 気温上昇:
13℃
【感想など】
問5(1)
990hPaの等圧線は完全に失敗した。
ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック
最初に、関東北部に990hPaの閉じた等圧線があるとイメージしてしまってそれから逃れられなかった。
結局、訳の分からない線を描いてごまかすしかなかった。
。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
前線位置は、図5の4日21時から平行移動したとして、おおよその目安をつけてから作業にかかった。
温暖前線は、等圧線の谷間を結ぶ形で988hPaまで描いた。
念のために、温暖前線前後の風向と気温差をチェックして、齟齬がないことを確認した。
ここまでは正しい作業だったのだが、990hPaの等圧線がでたらめなのでその先は描けなかった。もし、でたらめの等圧線のままで、正解の温暖前線を描いても点数にはつながらないと思う。なぜなら描画の根拠がなく信憑性がまったくないから。
だから、990hPaの等圧線が描けなかったことで、温暖前線はここまでの宿命だった。
寒冷前線は、予想位置に近いところの等圧線の谷間を結んで、正解に至った。
前面に当たる暖域の気温と風向、後面に当たる寒域の気温と風向をチェックして、齟齬がないことを確認した。
(^_^)ニコニコ
問5(2)
990hPaの等圧線が正しく描けていないので、何を書いてもでたらめになる。
それだけ、等圧線の正確さが重要だったとい言うことだ。
問5(3)
これは簡単だ。間違う要素がほとんどない「サービス問題」と言ってもよい。
o(*^▽^*)o~♪
念のために確認しておこう。
大きな変化がある時間帯は、4〜5時と7〜8時の2箇所だが、どちらが温暖前線通過だろうか?
温暖前線通過に際しては
・気温が上昇する(寒域から暖域に移行するので暖かくなる)
・湿潤である
・風向が、南東から南〜南西に変化する
完全に一致はしないものの、4〜5時か、7〜8時かと問えば、気温が上昇している
「4〜5時」であることは明らかだ。
また、次の質問で
「前線の通過で気温が何℃上昇したか」と問うているので、気温上昇時間帯を選ぶのは必然である。
気温上昇は、21.6℃-8.7℃=12.9℃すなわち正解は
「13」℃となる。
(2013/05/07)
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