点を打ってみよう


エマグラフの用紙に点を打ってみよう。
適当に、点Aをプロットしてみたのが、下の図である。

気圧900hPaと気温10℃との交点に点Aを置いたが、これで何が分かるのだろうか。
 1)赤いラインを左にだどっていくと、現在の気圧が900hPaであることが分かる。
 2)赤いラインを下にたどっていくと、現在の気温が10℃(283K)であることが分かる。
 3)茶色のラインをたどっていくと、温位は、292Kである。
      (数値はないが、290と300との比例関係で概数を読み取る)
 4)ピンクのラインをたどっていくと、飽和混合比が8g/kgである。
      (数値はないが、5と10との比例関係で概数を読み取る)
 5)〔気圧=900hPa〕と〔飽和混合比=8g/kg〕の情報から飽和水蒸気圧が計算できる。 
      飽和水蒸気圧=〔混合比(g/g)〕×〔空気圧(hPa)〕/0.622
               =(8/1000)×900/0.622=11.6hPa
分かるのは、これだけだ。
飽和水蒸気圧は分かったが、実際にどれほどの水蒸気を含んでいるかは、分からない。
湿度(水蒸気)の情報が加われば、さらにいろいろなことが分かるのだが。
湿度の情報が加われば、湿球温度、湿球温位も分かる。その結果、相当温位も分かる。
しかし、この1点だけではそれは分からない。
湿度情報欲しいなぁ。
(2013/03/08)

読者の声:
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送