第37回気象予報士試験 実技2問3
第37回 気象予報士試験 実技2 問3
【解答】
茶色の文字は応援団長の私的解答
青字は気象業務支援センターの解答例
問3(1)
|
台風 |
低気圧A |
300hPaにおける気温 |
周囲より( 高い" |
周囲より( 低い ) |
850hPa等圧面高度 |
周囲より( 低い" |
周囲と同程度 |
問3(2)
400hPaより上:
東側は南風で西側は距離に応じて西風から時計回りに変化(26字)
低気圧の西側では西〜北北西、低気圧の東側では南より。(24字)
850hPa〜600hPa:
低気圧の東西とも南風である。(14字)
低気圧の東西とも南より。(12字)
問3(3)
低層では一様に弱い南風で、上層では反時計回りの低気圧性循環の風である。(35字)
上層では低気圧性の循環が明瞭であるが、下層では循環はみられない。(32字)
問3(4) 低気圧の名称:
市寒冷低気圧
起きやすい大気現象:
大雨落雷、洪水突風、長時間降水強い雨
【感想など】
問3(1)
この問題は、図4をみれば、ほぼ自動的に分かると思うので解説なし。
ヾ(=^▽^=)ノ
問3(2)
図5の関係部分に色を着けたらこうなった。
東側が青い矢印、西側が赤い矢印である。
下層については悩むところがないだろう。低気圧の東西ともに南の風である。模範解答は「南より」となっているが、「より」を付けないとダメなのかなぁ。
上層の東側は、「南よりの風」で問題ないが、西側をどう表現するかで悩むなぁ。
分かっていることは、西側でも低気圧中心に近い地域では西風だが、離れると西北西、北西へと変化している。限られた文字数でどう表現するかを考えぬいた結果、
「距離に応じて西風が時計回りに変化」と書いたが、模範解答を見ると、単純に
「西〜北北西」としているだけだ。
おいおい、そんなに簡単で良いのかよって感じだなぁ。
問3(3)
上層の低気圧性循環については、すぐ気がついたことと思う。
下層は、一様な弱い南風だからその通りに表現したのだが、模範解答では風向については触れていない。質問は
「循環の場の違い」を求めているだけなので、余計なことは書かずに
「循環がみられない」ときちんと表現しなければならないようだ。
問3(4) 低気圧の名称と問われたら、「温帯低気圧」「熱帯低気圧」「寒冷低気圧」くらいしかないので、寒冷低気圧であることは簡単に分かると思う。
(^^)ニコ
しかし、起きやすい大気現象は、まったく分からなかったので、でたらめに欄を埋めたが、模範解答を見ると、積乱雲の災害と同じだった。
「災害御三家」語呂合わせで覚えていたやつだった。
上空に冷たい寒気があって、局地的に大気が非常に不安定になっている状態は、積乱雲と同じ状況なんだ。悔しい。
この問では、自己採点で23点中20点。やや甘いかな。
(2013/05/26)
読者の声: