第38再気象予報士試験 実技1問1
第38回再試験 気象予報士試験 実技1 問1
【解答】
茶色の文字は北上大の私的解答
青字は気象業務支援センターの解答例
問1
@
965、A
東北東、B
中心位置、C
70、D
海上台風、E
64、F
暴風域、G
南東、H
高気圧太平洋高気圧、I
停滞前線停滞、J
東南東、K
南南東、L
0、M
130、N
温度風
【感想など】
黄色の枠内の文字は正解を見た後で書き加えた言い訳です |
問1は、天気図の読み取りの定番問題だ。
@〜Kは、図1から簡単に読み取れる。
@は965hPaで文字通り。 AのENEは「東北東」の意味。
Bは図には無いが台風の
「中心位置」だ。「
現在地」とか「
所在地」などと書いたら誤りになる。
Cは文字通り70KT。 Dの[TW]は海上台風警報の記号。
Eは図には無いが海上台風警報の基準値。
「
にやけた三枝がしわを無視した」で覚えている数字から、64を思い出す。
Fも図には無いが、
「暴風域」と正しく書こう。「
暴風圏」とか「
暴風領域」、「
暴風範囲」などはどれも誤りになる。
GのSEは、「南東」の意味。
Hは間違えた。
私は「高気圧」と書いたが、「太平洋高気圧」と書かなければいけなかったようだ。 |
Iも間違えてしまった。
私はあわてて「停滞前線」と書いてしまったが、「前線」は問題文にあるので「停滞」だけでよい。あわててこのような間違いをしないように注意しよう。余計なことを書いてしまったら、おそらく点数は貰えない。 |
JKは、それぞれの風向きを正しく読み取れば問題ない。南鳥島付近は経線が左に傾斜しているので注意しよう。
L〜Nは図2上から読み取る。
Lの暖気核は、等温線が閉じている部分で、天気図記号でWと表示されている。この図では二つある。
(ピンクの着色をした部分)
二箇所のうち、台風の真上にある暖気核は、周囲の等温線から計算して、0℃であることはすぐに分かるはずだ。
Mのトラフは、等高度線が赤道側に張り出した部分で、上の図に青い二重線で示した。
このトラフが5700mの等高度線と交わるのは、水色のマークをつけた東経130度付近である。
Nは、「温度風」の関係であることは、受験者なら分かって欲しい。
「一般気象学【第2版】」の146ページ参照
(2013/05/01)
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