第37回気象予報士試験 一般問10


問10:
中高緯度偏西風帯のジェット気流が大きく南北に蛇行・分流し,その状態が概ね一週間以上の長い期間にわたって続き,高低気圧の移動が妨げられるような現象をブロッキング現象という。ブロッキング現象に関する次の文(a)〜(c) の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の(1)〜(5)の中から一つ選べ。

(a) ブロッキング現象が発生すると,同じような気圧配置が長期間続き,長雨や高温などの異常天候が起こりやすい
(b) ブロッキング現象に伴って,極側に切離低気圧,赤道側に切離高気圧ができることが多い
(c) 南半球では北半球に比べてジェット気流に与える地形の影響が小さいため,ジェット気流の蛇行が小さくブロッキング現象は発生しにくい

(a) (b) (c)
  (1)  正  正  誤
  (2)  正  誤  正
  (3)  正  誤  誤
  (4)  誤  正  誤
  (5)  誤  誤  正


解説:
(a)は「正」
(b)は「誤」
極側に切離低気圧,赤道側に切離高気圧ができることが多い」→「赤道側に切離低気圧,極側に切離高気圧ができることが多い」
(c)は「正」
これらはどれも基本的なことなので、屁理屈を言わずに文章通り覚えてしまおう。
正解は選択肢(2)である。
 (2013/03/14)

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