第38再気象予報士試験 一般問13


問13:
気象予報士の配置及び気象予報士に行わせなければならない業務に関する次の文 (a)〜(d) の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の(1)〜(5)中から一つ選べ。

(a) 複数の区域を対象として予報業務を行うときには,現象を予想する対象区域毎に専任の気象予報士を置かなければならない。
(b) 2年以上の業務経験を有する気象予報士の指導の下であれば,気象予報士の資格がない者も現象の予想を行うことができる。
(c) 現象の予想に必要な予報資料の収集及び解析を行う者は,気象予報士の資格を有していなくてもよい。
(d) テレビの天気予報で気象庁が発表した予報を解説する者は,気象予報士の資格を有していなければならない。

 (a)  (b)  (c)  (d)
   (1)  正  正  正  誤
   (2)  正  誤  誤  正
   (3)  誤  正  正  誤
   (4)  誤  正  誤  正
   (5)  誤  誤  正  誤

解説:
気象業務法(昭和二十七年六月二日法律第百六十五号)
(気象予報士の設置)
第十九条の二  第十七条の規定により許可を受けた者(地震動又は火山現象の予報の業務のみの許可を受けた者を除く。次条において同じ。)は、当該予報業務を行う事業所ごとに(a)、国土交通省令で定めるところにより、気象予報士を置かなければならない。

(気象予報士に行わせなければならない業務)
第十九条の三  第十七条の規定により許可を受けた者は、当該予報業務のうち現象の予想については(c)(d)、気象予報士に行わせなければならない。
気象予報士の業務については、上記の法律に従う。
(a) 「対象区域毎に」とは書かれておらず、「事業所ごとに」なので「誤」
(b) このような規定はないので「誤」
(c) 気象予報士に限定されているのは「現象の予想について」だけであり、「資料の収集及び解析」については制限していないので「正」
(d) 上記と同じく気象予報士に限定されているのは「現象の予想について」だけであり、気象庁が発表した予報の解説には、制限を設けていないので「誤」

この選択肢設定も、(a)(b)、(b)(c)、(b)(d)の組み合わせが分かれば、他は関係なくなる。
今回の設問はこんなのが多すぎる、ちょっとひどすぎないか。
正解は、選択肢(5)「誤誤正誤」である。
 (2013/06/12)



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